農業ビジネスのブランド戦略

ブランド戦略

世の中にはブランディングやブランド戦略について書かれた本、ネット上の記事があふれていますが、それはなぜでしょうか。

今、世の中にはモノやサービスがあふれかえっており、一見するだけでは違いがわかりません。そのため、多くの企業はブランディングを製品の品質と同等かそれ以上に重視しており、ブランド戦略について解説した本や記事があふれかえっているのです。

このことは、農産物にとっても全く同じです。海外産の安い農産物の輸入が進めば、ブランド戦略がこれまで以上に重要になることは疑いありません。

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スマート農業と法務

スマート農業

ロボット技術やICTを活用するスマート農業(スマートアグリ)には、多くの事業者が関わっています。スマート農業を実現しようとする農業法人・農業経営者とロボット技術やICTサービスを提供する事業者はもちろん、気象情報などのデータを提供する事業者や農業法人等からデータの提供を受けて利用する事業者など多くの利害関係者が関わっています。

そのため、こられの利害関係者の権利関係を調整するためにスマート農業の実現には法務が欠かせません。

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スマート農業の実現

スマート農業

農業従事者の平均年齢は66.8歳(平成28年)となっており、農業従事者の高齢化は年々進んでいます。新規就農者のうち49歳以下は2万3030人(平成27年)であり、平成19年以来最多となるなど、徐々に若い人たちが農業に就く例も増加しているものの、農業を担う農業従事者の高齢化を止めるほどではありません。

ビジネスには人が必要であり、人が重要であることに変わりはありませんが、人口減少が予想される社会の中で若い農業従事者を大きく増やすことは容易ではありません。そこで、少ない人手のまま農業を行うという発想へ転換し、そのためにITやロボットの力を利用しようとするのが“スマート農業”(スマートアグリ)です。

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農産物の現地生産の方法と法務

現地生産

農業ビジネスの海外展開には、日本で生産した農産物を海外に輸出販売する方法のほかに、日本の農業技術を利用して海外で現地生産する、“メイド・バイ・ジャパン”の方法があります。(詳しくは、“農業ビジネスの海外展開”をご覧ください。)

現地生産による海外展開の方法には、コスト面や輸入障壁がないといった点で輸出販売に比べてメリットが大きい反面、現地の気候や法規制、文化の違いといったハードルを乗り越えなければならないことも事実です。

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農産物の輸出販売の方法と契約

農産物輸出

農業ビジネスの海外展開の方法の一つは、海外への輸出販売です。この方法は、日本国内で生産した農産物を海外に輸出し、海外で販売するというものです。

日本国内の取引と比べても、販売の場所が異なるだけとも言えますので、シンプルで簡単なようにも見えます。しかし、実際に海外に輸出するとなると、海外までの輸送手段、通関・検疫、現地での販売チャネルの確保といった国内販売とは異なるハードルがいくつもあります。

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農業ビジネスの海外展開

海外展開

日本の人口は縮小していくことが予想されており、日本国内の農産物マーケットがこれ以上拡大することは望めません。

そこで、国はマーケットの成長が見込めない国内から、マーケットの成長力がある海外に目を向けて、農業法人・農家が農産物を海外に輸出することを推進しています。

すでに農産物を輸出していたり、現地で生産・販売していたりしている農業法人も増えていますが、現在は輸出などをしていない農業法人・農家の中にも、事業拡大のために海外展開を検討している農業法人・農家は少なくありません。

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農産物取引のトラブル

トラブル

農産物の取引には、様々なリスクが潜んでいます。そのため、リスクを適切に把握し、そのリスクを回避するために契約書を作ることがとても重要です。(農業ビジネスにおける契約書の必要性については、“農業ビジネスと契約書の必要性”をご覧ください。)

しかし、契約書をきちんと作った場合でも、リスクをゼロにすることはできません。様々なリスクが実現してしまい、トラブルとなってしまうことがあります。

ここでは、どのようなトラブルが起こるのか、トラブル解決の方法とトラブルを回避するためにはどのようにしたらよいのかについて解説します。

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農産物取引の契約書の種類と作り方

農産物取引契約書

農産物の取引には、農産物の特徴を踏まえた契約書を作らなければなりません(詳細は“農業ビジネスと契約書の必要性”をご覧ください。)。

農産物の取引は基本的に全て売買契約です。契約書の名称は様々なものがありますが、農産物の取引は、農家や農業法人が生産した農産物を小売業者・レストラン・加工業者などに売る(小売業者などが買う)という売買契約です。

このように農産物の取引は売買契約が基本となっていますが、その内容を見ていくと農産物の特徴や取引の形態に応じて、いくつかのバリエーションがあります。

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農業ビジネスと契約書の必要性

農産物取引

農協や卸売市場に出荷する場合には、一般的には画一的な取扱いがされており、大きなトラブルとなりにくいことから、“契約書”の必要性が感じられないかもしれません。

しかし、スーパーマーケットなどの小売業者や食品加工業者、食品商社などとの直接取引は、取引先ごとに取引の内容が全くと言ってよいほど異なっています。そのため、実はお互いの認識がずれていることがしばしばあります。

このような場合に、この認識をすり合わせる交渉をせず、“契約書”を作らないままに取引を進めると、後に大きなトラブルとなってしまいます。

このようなトラブルを防止するために、直接取引が拡大している農業にも“契約書”が必要になっているのです。

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農産物取引と法律

農産物取引

かつて農産物の出荷先のほとんどは農協でした。しかし、近年は農業法人・農家からの出荷先は農協以外にもどんどん広がっています。

現在は、農協や卸売市場以外にも、小売業者、食品製造業者、飲食店などの外食業者などに直接農産物を出荷しています。さらに、直売所やインターネットを通じて一般消費者に直接販売する量も増えています。

農産物の直接取引は売買契約に基づいて行われています。そこでは“契約”であることが意識されていないかもしれませんが、法律の世界から見ると、すべての取引の際に“契約”が締結されています。売買契約は民法に基づくものですが、販売先の多様化によって取引に関わる法律も多様化し、民法以外の様々な法律も関連しています。

さらに、直接取引の拡大とともに契約条件とそれを記載した“契約書”がますます重要になっています。

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